小アルカナ56枚の意味まとめ|数字とスートの理解法

占いの実践ガイド

タロットカードといえば、大アルカナ22枚の印象が強いですが、実は占いの深みを生み出しているのは小アルカナ56枚です。
小アルカナを理解することで、リーディングがより具体的かつ現実的なものになり、「今、どんな行動を取るべきか」がはっきり見えてくるようになります。
この記事では、初心者にもわかりやすく小アルカナの基本構成・スート(マーク)・数字の意味を解説します。

■ 小アルカナとは?大アルカナとの違い

タロット全78枚は以下のように分かれます。

  • 大アルカナ(22枚):人生の大きなテーマや運命的な出来事を象徴
  • 小アルカナ(56枚):日常生活の出来事や心の動きを象徴

つまり、大アルカナが「人生の地図」だとすれば、
小アルカナは「その中での私たちの行動や感情の変化」を表しています。


■ 小アルカナの構成

小アルカナは以下の 4つのスート(マーク) に分かれます。

スート元素主な意味人生の領域
カップ(Cups)感情・愛・人間関係恋愛・家族・友情
ペンタクル(Pentacles)物質・金銭・現実仕事・お金・健康
ソード(Swords)思考・決断・言葉知性・対立・葛藤
ワンド(Wands)情熱・創造・行動目標・夢・エネルギー

これらのスートは、四大元素(火・水・風・地) と対応しています。
この考え方は古代ギリシャや錬金術にも通じるもので、タロットはその象徴体系を継承しているといわれます。


■ 数字の意味を理解しよう

小アルカナには、各スートごとに 1(エース)から10 までの数字カードと、4枚のコートカード(人物カード) があります。
数字にはそれぞれ象徴的な意味があり、どのスートにも共通します。

数字意味のキーワード解釈のヒント
1(Ace)始まり・可能性・純粋なエネルギー新しい展開の予兆。何かが生まれる瞬間。
2バランス・選択・関係性対人関係や二者択一のテーマが浮上。
3成長・創造・協調形になり始める時期。チームや調和も象徴。
4安定・基盤・現実化土台を築く時。安定とマンネリの狭間。
5変化・挑戦・混乱現状を打破するための葛藤や試練。
6調和・回復・愛問題の解決、バランスの回復。
7探求・内省・試練自分の信念や目的を問われる段階。
8力・行動・制約行動による成果、または束縛を意味。
9完成に向かう充実・孤独成果を手にする前の緊張感。
10完結・到達・新たな段階一つのサイクルの終わりと新しい始まり。

■ コートカード(人物カード)の役割

各スートには次の4枚の人物カードが含まれます。

カード英語表記意味・特徴
ペイジ(Page)Page学び始めた若者。新しい発見やメッセンジャー。
ナイト(Knight)Knight行動派。情熱や目的意識、突進力を象徴。
クイーン(Queen)Queen感受性や成熟した女性的エネルギー。内面の理解。
キング(King)King統率・責任・完成。現実化する力を表す。

これらは単なる「人物」ではなく、
状況に応じて「自分の側面」「関係する人物」「その場のエネルギー」を表す場合もあります。


■ 小アルカナを読むコツ

  1. スート(火・水・風・地)でテーマをつかむ
     → どんな領域の出来事かをまず見る。
  2. 数字で流れを把握する
     → 成長段階を意識するとストーリーがつながる。
  3. 絵柄から物語を感じ取る
     → ライダー・ウェイト版を中心に、登場人物の表情や動きに注目。
  4. 他のカードとの関係で読む
     → 同じスートが多ければ、その要素が強調されているサイン。

■ 小アルカナを味方に

大アルカナが「運命の流れ」なら、
小アルカナは「その中であなたがどう生きるか」を教えてくれます。

数字とスートを理解するだけでも、
「なぜこのカードが出たのか」が驚くほど腑に落ちるようになります。


■ まとめ

  • 小アルカナは日常の感情や出来事を象徴
  • 4つのスート=火・水・風・地(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)
  • 数字には共通の意味があり、成長の流れを示す
  • コートカードは人間的な側面や状況を表す

次回の記事では、
👉 各スートごとのカード(例:ワンドの1〜10)を詳しく解説!
スートごとの世界観を知ることで、あなたのタロットリーディングはさらに深まります。

本日はここまでです。あなたのスピリチュアルライフが素晴らしいものになりますように(❁´◡`❁)

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